シャボテン

伊東駅から伊豆シャボテン動物公園へ向かうバスに乗っている。およそ40分の道のり、山道をぐんぐんのぼり、たまに見える温泉の煙突からは和やかな観光地の良さを感じてグッときてしまう。伊東ってこういう町だったんだなと脳内の好きな町マッピングに情報が増えた。

生活環境が大きく変化し不安だらけである。不安とかいうやつ、解消なんてできないまま過ぎ去るのを願うことしかできないのかもしれない。

とはいえそれで自分がどんどん弱気・受け身になってしまっているのも感じているので半ばむりやり時間とお金をつくってお外に出てきた。

伊豆〜下田は小さい頃に何度か車で連れてきてもらったことがある。親戚の家があったり、親の趣味がサーフィンなので「湘南よりも海が綺麗」らしく海に遊びに来たり。たしかに私も、神奈川から静岡に近付くほど海が綺麗だと思うようになった。

 

伊豆シャボテン公園は大室山のふもとにあった。伊東線に乗っていると周囲より明らかに若々しくてNewスーパーマリオブラザーズUみたいな緑色の山が見えるが、その山です。大室山のケーブルカーに乗ったことはあるけど今回の目的地付近だと思っていなかったのでアハ体験。

お客さんで賑わってはいたが、みんな順路に沿って流れていくのでそこにじっと立っていれば動物を観察するのに十分なゆとりはあった。いや〜〜〜最高すぎるほんとに。動物のお顔、動き方、食べ方、一緒くたに言うなら生き方を眺めているのはなんて飽きないんだろう。

私の推しはアメリカビーバーとビントロングです。お昼12時に初めて拝見してからずっと睡眠をとっていらっしゃるようだったんですが、閉園間際まで巡回し続けてなんとか活動していらっしゃるところに立ち会えました。他のお客さんに「皆様方!!!!お目覚めでいらっしゃいますよ!!!!!」って呼びかけるか悩むくらい独り占め状態だった。そういう良い混雑具合でした。あとミミナガヤギに今回出会ってときめいてしまった。

小さい頃は動物たちの可愛さ以上に命がそれぞれのペースでドクンドクン動いてるのが怖くて生々しく感じてしまって、動物園が苦手だったなと振り返ると思う。

そんな動物たちへ「不思議」や「謎」みたいな形で興味はずっと持っていた気がしていて、それを近くで体感してみたいと思うようになったのはYouTubeで長崎バイオパークの飼育員さんたちを見て、その動物たちへ向けるまなざしにワクワクしたからだと思う。ありがとう素敵な大人たち。これから他の動物園にもたくさん行きたいぞ〜〜

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